近年、健康志向の高まりによって植物性ミルクの需要が増えてきています。
世界的に、植物性ミルクの市場規模が高まる中で、日本でも様々な植物性ミルクが見られるようになりました。
そこで今回は、体に優しい植物性ミルクの特徴とは?というテーマで、牛乳との違いや種類・参考簡単レシピなども併せてご紹介していきたいと思います。
植物性ミルクの3つの特徴
植物性ミルクという言葉は聞いたことあるけど、いまいち牛乳との違いがわかりません。
植物性ミルクが注目されている理由でもある特徴について見ていきましょう!
植物性ミルクには、牛乳と比較した時にメリットと感じられる3つの特徴があります。
女性に嬉しい低カロリー
植物性ミルクは低カロリーなものが多く、砂糖不使用など健康に配慮された商品が多数あります。牛乳は脂質とカロリーが高く、飲みすぎるとカロリーオーバーにつながる場合もあるでしょう。
そのため、健康志向の高い人やダイエットをしている人は植物性ミルクを選んでいます。
栄養価が高い
植物性ミルクは、栄養価が高いのも特徴です。タンパク質やビタミン、食物繊維や大豆イソフラボンなど美容や健康に嬉しい成分が入っています。
乳製品が苦手な人でも飲める
乳製品や牛乳そのものが苦手な人は多いでしょう。人によっては乳糖不耐症で、牛乳を飲むと消化不良を起こしてしまう人もいます。
牛乳飲むとお腹がゆるくなるのには、原因があるんですね
植物性ミルクならば、そのような理由で牛乳が飲めなかった人も安心して飲めます。
植物性ミルクの種類は?
植物性ミルクの種類は、細かく分類すると数多く存在します。ここでは、その中でも現在日本で購入しやすい、代表的なものをご紹介します。
・豆乳
・アーモンドミルク
・オーツミルク
・ココナッツミルク
・ライスミルク
スーパーで見かけたことあります。
一般的なスーパーで購入できるので、
良かったら試してみてくださいね!
それでは、日本で購入しやすい植物性ミルクの種類と特徴について、詳しく見ていきましょう。
1、豆乳
画像参照:キッコーマン公式サイト
豆乳は、日本でも馴染みのある植物性ミルクで、大豆を水に浸してすり潰して作られるものです。
良質なタンパク質が豊富に含まれており、コレステロールが含まれていないという特徴から、体型維持のために摂取する人も多いです。
抗酸化作用があるので、美容効果も期待できます!
整腸作用もあるので、健康食品として非常に注目されている植物性ミルクです。
アーモンドミルク
画像参照:グリコダイレクトショップ
アーモンドミルクは、さらっとした飲み口が特徴的な植物性ミルクで、アーモンドと水を混ぜて潰し漉して作られています。
アーモンド特有の香ばしい香りと風味が感じられるので、飲みやすいですよ。
アーモンドミルクには、ビタミンEと食物繊維が豊富に含まれています。強い抗酸化作用が期待できるため、動脈硬化の予防や加齢により発症しやすい疾患の予防にも役立ちます。
健康と美容に嬉しい効果がたくさんあるんですね!
3、オーツミルク
画像参照:alpro公式サイト
オーツミルクは、オートミールなどにも使われている「オーツ麦」を原料に作られたものです。
優しい甘みが特徴的で、飲みやすいです。
水分と混ぜても分離しにくいので、コーヒーなどに入れて飲む人も多いと言われています。
コレステロールやグルテンが含まれておらず、植物由来の食物繊維が豊富に含まれています。整腸作用やコレステロールを下げる効果が期待できますよ。
グルテンフリーを目指す人にはおすすめですね!
4、ココナッツミルク
ココナッツミルクは、ココナッツの果肉を水で煮込んだものをこして作られる植物性ミルクです。
濃厚な甘みが特徴的です!
タイ料理などには欠かせないもので、カリウムが豊富に含まれています。カリウムはむくみ対策に役立つため、むくみやすい人にはおすすめです。
また、代謝を助けるマグネシウムや、脂肪として蓄積されづらい中鎖脂肪酸が含まれています。甘くて心配になる方もいますが、血糖値が上がりにくい飲み物でもあるため、糖尿病の予防にもつながります。
甘くて美味しいのに健康的なのは嬉しいです!
免疫力の向上に役立つラウリン酸が豊富で、抗酸化作用も高いので、若々しく健康的な体づくりに役立つでしょう。
5、ライスミルク
画像参照:福光屋オフィシャルサイト
ライスミルクは、お米を発酵させて液状にしたものや、米粉と水を混ぜ合わせて作られる植物性ミルクです。
甘酒のような、お米由来のほんのりとした甘みが特徴的です。
他の植物性ミルクと比較すると、一番脂質が少ない飲み物です。脂質を気にされている方は、ぜひ試してみてください。
ライスミルクは、食物アレルギーのリスクが低い植物性ミルクであり、日本人の体質に一番合っているお米を使用していることから、最近では酒造メーカーなどでもライスミルクの商品化が進んでいます。
甘酒が好きな人には、嬉しい飲み物ですね!
植物性ミルクと牛乳との違い
牛乳よりも植物性ミルクの注目が高くなっていますが、実際植物性ミルクと牛乳にはどのような違いがあるのでしょうか?
牛乳は、栄養価が低いのでしょうか?
牛乳にはカルシウムをはじめ、豊富な栄養素が含まれています!
具体的にどのような違いがあるのか、植物性ミルクと牛乳の栄養素の違いを比べてみました。
以下の表では、植物性ミルクの豆乳と牛乳のエネルギーと栄養素を比較しています。
表を比較して見てみると、たんぱく質はどちらも豊富に含まれているのがわかります。
しかし、「カルシウム」や「鉄」の栄養成分は、大きく異なります。
カルシウムは、牛乳が100gあたり110mg含まれているのに対し、豆乳には無調整15mg、調整31mgしか含まれていません。
逆に、鉄は牛乳には含まれておらず、豆乳には無調整・調整共に1.2mg含まれているという違いがあります。
また、体への吸収率なども異なり、特にカルシウムは牛乳の方が体に吸収されやすい特徴があると言われています。
カルシウムを摂るなら、牛乳が一番ということですね!
カロリーを抑えて鉄分をとりたい方には、無調整の豆乳がおすすめです。
植物性ミルクの活用レシピ
それでは最後に、植物性ミルクの活用レシピを簡単にご紹介していきたいと思います。
オートミールクッキー
1つ目は、オートミールクッキーです。
オートミールと植物性ミルクを使用することで、低カロリーなのに甘いものを食べたい欲を満たせるレシピです。
サクッとした軽い食感が楽しめますよ。
オートミールやブラウンシュガー・全粒粉など、植物性ミルクや米油などを使用して15枚分のクッキーが作れるレシピです。
詳しいレシピは、以下のリンクから覗いてみてくださいね!
ヘルシーなパンケーキ
2つ目は、ヘルシーなイギリス風パンケーキです。
豆乳と小麦全粒粉を使用することで、ヘルシーなのに食べ応えのあるパンケーキが出来上がります。
イギリス風パンケーキは、普段食べているパンケーキと見た目も違うので、特別感が感じられますね。
詳しいレシピは、以下のリンクから覗いてみてくださいね!
体に優しいドーナツ
そして3つ目は、体に優しいドーナツです。
高カロリーなドーナツを、米粉と豆腐、植物性ミルクで作ることで低カロリーで体に優しいデザートに仕上がります。
もちっとした食感が楽しめる優しい味わいに仕上がります。
チョコレートソースをかけたり、ストロベリーソースをかけたりしてアレンジを楽しめますよ!
米粉・きび糖・米油・植物性ミルクなどを使用し、約5個分のドーナツが作れるレシピです。
詳しいレシピ内容は、以下のリンクから確認してくださいね。
まとめ
さて今回は、体に優しい植物性ミルクの特徴とは?というテーマで、牛乳との違いや種類・参考簡単レシピなどもご紹介しました。
植物性ミルクは、牛乳とはまた違った特徴があり原料になっているものによって、栄養素や期待できる効果が変わってきます。
カルシウムをとりたい場合は、牛乳がおすすめです。しかし、植物性ミルクには牛乳では得られない栄養素が豊富に含まれています。毎日の食生活の中に上手く取り入れる事で、健康維持に役立ちますよ。