あなたは普段、料理や食事をする時に
お肌や体の事を考えてオイルを選んでいますか?
美容液や美容オイルには気を遣っているけれど、
料理に取り入れる油は安いのを選んでいた・・・
私たちのまわりには、様々なオイルがあり手軽に購入する事ができます。
スーパーで大容量で安く売られているオイルを見ると、成分を見ずに購入される方も多いのではないでしょうか。
しかしオイルには、それぞれ特徴や効果が異なります。目的に合わせて最適なオイルを選ぶのが一番です。
そこで今回は、美容におすすめのオイルとは?というテーマで、
お肌にも体にもいいオイルの種類や特徴をご紹介していきます。
美肌に欠かせないオイルの種類と効果
美肌を保つためには、欠かせないオイルがあります。これから紹介する成分が含まれたオイルを意識して食事すれば、綺麗な肌を保ち続けられます。
それでは早速、美肌に欠かせないオイルの種類と効果について解説していきましょう。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、美肌に欠かせないオイルの代表として挙げられます。
オメガ3脂肪酸は、魚の油に含まれているEPAやDHA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれている脂肪酸の総称です。栄養学でも、必須脂肪酸にあげられるくらい大切なオイルです。
主な美容効果としては、下記のようなものが挙げられます。
・ニキビや肌トラブル改善
・シミ、シワの改善
・肌のハリや弾力のアップ
オメガ3脂肪酸には、ターンオーバーを整える働きがあるため、肌トラブルを改善してくれます。
女性の肌は、年齢と共に徐々にシミやシワが目立つようになり、化粧水や美容液など外からのケアに力を入れても、なかなか改善されなくなってきますよね。
特に、お肌の弾力は若い頃と比べるとなくなり、疲れが溜まるとニキビなどの肌トラブルも増えてきます。
スキンケアなどの外側のケアよりも、内側からのケアが求められます!
オメガ3脂肪酸の効果
オメガ3脂肪酸には、アトピーなどのアレルギー症状を抑える働きがあり、ニキビなどの皮膚炎にも効果があります。ニキビなどの皮膚炎は、ターンオーバーの乱れや脂質汚れなどが原因で起こります。そのため、オメガ3脂肪酸のターンオーバーを促進する効果が炎症を抑えてくれるのです。
実際に、DHA含有の魚油を6週間とりつづけた方が、皮疹、掻痒などの症状が改善したという報告が上がっています。また、ニキビ患者の約94%の方がオメガ3脂肪酸の値が低いという結果も出ています。
このような結果からもわかる通り、オメガ3脂肪酸は美肌の大敵である肌トラブルを改善する効果が期待できるのです。
参照元:健達ねっと「オメガ3が健康に役立つ理由9選|豊富な食材と効果的な食べ方を紹介」
オメガ3脂肪酸が含まれる食品
オメガ3脂肪酸が含まれている食品は、以下のようなものです。
青魚は体にも優しく取り入れやすいので、ぜひ食事メニューに加えてみてください。
オメガ9脂肪酸
美肌に欠かせないオイルとして、もう一つ代表的なのがオメガ9脂肪酸です。
血液をサラサラにしてくれるオレイン酸を多く含むオイルで、下記のような美容効果が期待できます。
・抗酸化作用
・肌の糖化を防ぐ
・シミ、そばかすを防ぐ
年齢と共に現れやすい肌のお悩みを解決してくれます。
シミやそばかすは、できてしまってから消すのは難しいものです。
肌のお悩みが気になり始めた今や、「まだ大丈夫かな?」と感じている時から取り入れたい成分です。
オメガ9脂肪酸の効果
オメガ9脂肪酸の大部分は、オレイン酸でできています。オレイン酸を含むオメガ9脂肪酸を摂取すれば、体内の抗酸化力がアップします。酸化を抑える成分を内側から取り入れることで、お肌のケアのために抗酸化作用のある化粧品を使用するよりも効果は高くなるでしょう。
また、オレイン酸にはタンパク質の糖化を防ぐ作用もあるので、お肌のくすみにも効果を発揮します。
トーンアップも狙えますよ!
オメガ9脂肪酸を含む食品
オメガ9脂肪酸を含む食品は以下のものです。
美容に良い食品として聞いたことがあるものばかりかもしれません。
アボカドやアーモンドなどのナッツ類は手軽に食べやすいため、ぜひ1日の食事のいずれかに取り入れてみてください。
摂りすぎに注意したいオメガ6脂肪酸とは?
オメガ6脂肪酸は、体内で作られないため食事から摂る必要のある必須脂肪酸とされています。
コレステロール値や血圧を下げる効果があり、生活習慣病の改善に役立ちます。
・動脈硬化の予防
・認知力向上
・アレルギー症状の緩和
オメガ6脂肪酸には、さまざまな健康効果が期待されています。しかし、上記で紹介した2つとは異なり注意したいオイルとも言われています。
オメガ6脂肪酸の注意点
オメガ6脂肪酸には健康効果がありますが、現代の日本人は過剰に撮りすぎていると言われています。
なぜなら、オメガ6脂肪酸はカップ麺やファーストフードなど、いわゆるジャンクフードと呼ばれる食品にも多く含まれているからです。
適度に取り入れれば健康効果が期待できますが、過剰に摂りすぎると逆効果です。
善玉コレステロールが減少してしまい、動脈硬化や血圧上昇のリスクが上がります。
健康的な食生活が大切です!
オメガ6脂肪酸を含む食品
オメガ6脂肪酸を含む健康的な食品は以下の通りです。
ジャンクフードではなく、上記のような健康的な食品から取り入れば過剰接種により健康被害を防げますよ。
ごま油、なたね油を使った料理から始めてみてください!
美容におすすめのオイル9選
では次に、美容におすすめのオイル9選をご紹介していきたいと思います。
オリーブオイル
オリーブオイルは、オメガ9のオレイン酸が76%含まれており、加熱も生食も可能です。
強い抗酸化作用を持っており、香りが特徴的なオイルです。
お肉にも魚にも合うので、普段の食事に取り入れやすいオイルでしょう。
・サラダのドレッシング
・オイルパスタ
・アヒージョ
・調理時の油に
ココナッツオイル
ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸が60%含まれておりココナッツの風味豊かな香りが特徴的です。
エスニック系の料理に使われる事が多く、加熱も生食もOKなので幅広い料理に使用できます。
・いつものラテに加える
・エスニックサラダに
・炒めものに
・スイーツ作りに加える
米油
米油は、オメガ9のオレイン酸が41.7%、オメガ6のリノール酸が35.8%含まれています。米ぬかから作られているため、日本人に馴染みのあるオイルです。
熱に強いという特徴がある事から、加熱でも生食でもOKで素材の甘みを引き出しながら美味しく摂り入れられます。
・天ぷらなどの揚げ物
・炒めもの
・オイル蒸し料理に
・サラダのドレッシングに
マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツオイルは、オメガ7のパルミトレイン酸が18%、オメガ9のオレイン酸が61%含まれており、ナッツの甘く香ばしい風味が楽しめます。
あっさりとしているので、サラダなどにかけて食べるのがおすすめです。
・パンにつけて食べる
・サラダのドレッシング
・お菓子作りの油として
・パンケーキやアイスにかける
MCTオイル
MTCオイルは、中鎖脂肪酸のオイルで美容や体のエネルギー状態を整えるのに効果があるオイルとして注目されています。
加熱すると効果が半減してしまうので、出来るだけ生の状態で摂取するのがおすすめです。
・ヨーグルトにかける
・サラダにかける
・味噌汁などのスープに後入れ
・コーヒーに入れる
アボカドオイル
アボカドオイルは、アボカドの果肉を圧搾して作られています。抗酸化作用や便秘解消など、女性に嬉しい効果がたくさんあります。
野菜のローストや焼き菓子などとの相性がよく、ほとんどの調理用途に適しています。
・マリネ
・サラダ
・まぐろ、サーモンの和物
・ヨーグルトに加える
くるみ油
くるみ油は、ナッツ類の中で唯一オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。
未精製もしくは半精製で販売されている事が多いので、天然由来の栄養素をしっかり吸収できます。
熱に弱いため、生食がおすすめです。
・サラダ
・バケットにつける
・料理の仕上げに
・お菓子作りに
ピーナッツオイル
ピーナッツオイルは、ビタミンEの供給源としても非常に優れており、一過性不飽和脂肪酸の含有量がトップクラスとされています。
ナッツの香ばしさや風味が強いので、揚げ物やロースト料理などにおすすめです。
・サラダ
・和物
・お菓子作りに
・カレーのコク出しに
キャノーラ油
キャノーラ油は、家庭用の食用油として重宝されている油でもあり、様々な料理に合います。
一価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
・ラーメンに加える
・うどんに加える
・お菓子作りに
・揚げ物に使うとカラッと揚がる
オイルでお肌の老化や肌トラブルは改善できる!
さてここまでで、様々なオイルの種類や特徴についてご紹介してきました。オイルは調理のアイテムとして使うだけでなく、体の中からキレイをサポートするためにも活躍します。
いつもなんとなく食用油を選んでいた方も、この機会に今回ご紹介したオイルを使ってみてはいかがでしょうか?
オイルによって味わいの特徴や、効果も異なります。
オイルの種類や特徴ごとに選べば、悩んでいる肌トラブルを改善する事ができ、年齢と共に表面化する老化などの悩みも体の内側から改善してくれるでしょう。